2022年1月5日 (仮訳)インド、西ガーツにおける発光きのこMycena chlorophosの新記録 Arya, CP., Ratheesh, S. & Pradeep, CK. 2021. New record of luminescent Mycena chlorophos (Mycenaceae) from Western Ghats of India. Studies in Fungi. Available at: http://www.maxapress.com/article/doi/10.5943/sif/6/1/40 [Accessed January 5, 2022] 【R3-09119】2022/1/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ケララ州の常緑樹林において枯れたタケの稈に生じた菌を検討し、Mycena chlorophosと同定した。 本種のインドからの記録は初となった。 本種との同定はITS配列の相同性によっても確かめられ、新たに傘の厚いグルテン被覆、2型の担子器、タケ枯稈における発生などの形質が認められた。 (インド新産種) Mycena chlorophos (Berkeley & M.A. Curtis) Saccardo ヤコウタケ 【よく似た種との区別】 Mycena margarita 肉眼的形態が類似している 顕微鏡的形質の一部が類似している 本種と異なりタケ枯稈などではなく腐朽材などに生じる 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体に強い塩素臭がある 本種より担子胞子のサイズが小さい Mycena discobasis 本種と異なりタケ枯稈などではなく腐朽材などに生じる 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘表面が乾性~やや粘性 本種と異なり傘表面が微粉状 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が広楕円形 本種より縁シスチジアのサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が広棍棒状便腹形 Mycena deeptha インドに分布する 発光きのこである ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタケ枯稈などではなく果実の木質の殻および腐朽葉などに生じる 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体の形状が細い 本種と異なり子実体の質感が繊細である 本種と異なり傘が帯黄灰色~帯褐色 本種と異なり傘表面が粉状で折り畳み状の条線をあらわす 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが小さい 本種と異なり縁シスチジアが小胞状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される